マーカー・蛍光ペンの裏写りが気になる人へ|インクの種類と選び方【ナナ文具スタッフが解説】
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「ノートや参考書にマーカーを引くと、裏のページまで色がにじんでしまう」——店頭でもよくお聞きする悩みです。
原因がペンにあるのか、ノートの紙質にあるのか分からないまま、何本も買い替えている方も少なくありません。
この記事では、マーカー・蛍光ペンの裏写りが起きる原因をインクの種類から解説し、裏写りしにくいマーカーの選び方、紙質側の対策、用途別のおすすめの組み合わせまでをお伝えします。
ボールペンや紙質そのものが原因の裏抜けについては「ノートの裏抜けを防ぐ方法と紙質の選び方」で詳しく解説していますので、あわせてご覧ください。
裏写りする原因はペンか紙か|インクの種類から理解する
まず、マーカー・蛍光ペンの裏写りには、大きく分けて2つの原因があります。
インクの種類による違い

|
インクの種類 |
特徴 |
裏写りのしやすさ |
|---|---|---|
|
油性・顔料系 |
発色が濃く速乾性が高い。紙の繊維に染み込みやすい |
裏写りしやすい傾向がある |
|
水性・染料系 |
発色は穏やかだが、紙の上に留まりやすいタイプが多い |
比較的裏写りしにくい傾向がある |
|
アルコール系(一部の細字マーカー) |
揮発性が高く、紙に浸透しやすい |
裏写りしやすい傾向がある |
一般的に、水性・染料系のインクを使ったマーカーは紙の表面に留まりやすく、裏写りが起きにくい傾向があります。
ただし同じインク系統でも、インク量やペン先の太さによって裏写りのしやすさは変わるため、「水性なら絶対に裏写りしない」とは言い切れません。
紙側の要因
インクの種類だけでなく、紙の密度・コーティングの有無によっても裏写りのしやすさは変わります。
薄く目の粗い紙は、どのインクでも裏写りしやすくなります。
紙質側の対策は「ノートの裏抜けを防ぐ方法と紙質の選び方」で詳しく解説しています。
【ナナ文具スタッフより】裏写りのご相談をお受けする際は、まず「今使っているマーカーとノートの組み合わせ」を伺うようにしています。
原因がペンと紙のどちらにあるかを切り分けることが、解決への一番の近道です。
裏写りしにくいマーカーの選び方

裏写りを軽減したい場合、次の観点でマーカーを選ぶと失敗しにくくなります。
ポイント1:水性・染料系のインクを選ぶ
前章のとおり、水性・染料系のインクは比較的裏写りしにくい傾向があります。
パッケージや商品説明に「低裏写り」「にじみにくい」といった表記があるタイプは、この系統のインクを採用していることが多いです。
ポイント2:ペン先が細いタイプを選ぶ
同じインクでも、ペン先が太く一度に引ける線が広いタイプほど、紙に乗るインク量が多くなり裏写りしやすくなります。
細めのペン先や、チゼル形状で線の太さを調整できるタイプを選ぶと、インク量をコントロールしやすくなります。
ポイント3:色の濃さで選ぶ
同じブランドでも、濃い色ほどインク量が多く裏写りしやすい傾向があります。
裏写りが気になる場合は、淡い色味のラインナップから試してみるのも1つの方法です。
紙質側の対策|マーカーとノートの組み合わせ
マーカー側を工夫しても、紙が薄ければ裏写りは起きやすくなります。
裏写りを根本的に減らしたい場合は、マーカー選びと紙質選びを両方見直すのが確実です。
- 厚みのある紙・上質紙タイプのノートを選ぶ — インクが裏面まで浸透しにくくなります
- 見開きで使う場合は片面だけに書く — マーカーを多用するページは、あえて片面だけを使う運用も選択肢の1つです
紙質そのものの選び方や、裏抜けが気になるときのペン側の対策(ボールペンの油性・水性選び)は、「ノートの裏抜けを防ぐ方法と紙質の選び方」で詳しく解説しています。
マーカーを資格勉強や色分けノート術に活用する場合の組み合わせは、「資格勉強を挫折させないノート術と文具の選び方」もご覧ください。
裏写りを抑える引き方のコツ

マーカー・紙質を選んだあとも、引き方を少し工夫するだけで裏写りを抑えられる場合があります。
- 同じ場所を往復させず、一方向に引く — 塗り直すとインクが重なって濃くなり、裏写りしやすくなります
- 引き始め・引き終わりを行の外側に作る — 紙の途中でペン先を止めると、その一点にインクが溜まりやすくなります
- 筆圧を軽くし、一定の速さで引く — 力を入れすぎると紙の繊維にインクが浸透しやすくなります
- 下敷きや別の紙を1枚挟んで書く — 次のページへの影響を抑えやすくなります
- インクが乾く前にページを閉じない — 乾く前に閉じると、隣のページにも色が移ることがあります
いずれもペン自体を変えなくてもできる工夫なので、まずは引き方から見直すのもおすすめです。
こんな人は油性系が向くこともあります
一般的に、油性・顔料系のインクは耐水性が高い一方、水性・染料系は裏写りが少ない代わりに耐水性でやや劣る傾向があります。
屋外で使う地図や水に濡れる可能性がある書類には、油性系のペンが向く場面もあります。
裏写りのしにくさだけでなく、使う場面に応じてインクの系統を選ぶことも大切です。
用途別・おすすめの組み合わせ
用途によって、優先すべき選び方は変わります。
参考書・テキストへのマーキングが中心の人
参考書の紙はノートより薄いことが多いため、水性・染料系の細字マーカーを選ぶと裏写りを抑えやすくなります。
手帳・ノートでの色分けが中心の人
色数を多く使う色分けには、水性マーカーとあわせてカラーペン・色鉛筆を併用する方法もあります。
色の使い分け方は「色鉛筆・カラーペンの選び方」で詳しく解説しています。
すでに手元にある紙が薄い場合
マーカーを変えるより先に、その紙に書く用途自体をノート側に移すという選択肢もあります。
裏写りが気になる紙には、あえてマーカーを使わずボールペンや色鉛筆で代用するのも実用的な対策です。
【月島のナナ文具でマーカーの書き比べができます】
裏写りのしやすさは、実際に手元の紙に試し書きしてみるのが一番確実です。
月島のナナ文具店頭でお確かめいただけます。
オンラインでのご購入・在庫確認はナナ文具オンラインショップから。
まとめ:マーカーの裏写りは「インクの種類→ペン先→紙質」の順で見直す
マーカー・蛍光ペンの裏写り対策をおさらいします。
- インクの種類を確認する — 水性・染料系は比較的裏写りしにくい傾向がある
- ペン先の太さと色の濃さを調整する — 細めのペン先・淡い色ほどインク量が少なく済む
- 紙質側もあわせて見直す — 厚みのある紙や片面使いで裏写りを抑えられる
- 用途で使い分ける — 参考書は水性の細字、色分けはマーカーとカラーペンの併用も選択肢
- 迷ったら試し書き — 手元の紙との相性は実際に書いてみるのが一番確実
紙質そのものの対策は「ノートの裏抜けを防ぐ方法と紙質の選び方」もあわせてご覧ください。
どの組み合わせが自分に合うか迷ったら、月島のナナ文具へお気軽にご相談ください。
よくある質問(FAQ)
Q1. 裏写りしにくいマーカーの見分け方はありますか?
パッケージや商品説明に「低裏写り」「にじみにくい」といった表記があるタイプは、水性・染料系のインクを採用していることが多く、比較的裏写りしにくい傾向があります。
ペン先が細めのタイプもあわせて選ぶと、インク量を抑えやすくなります。
Q2. 蛍光ペンと油性ペンで裏写りのしやすさは違いますか?
インクの系統によって傾向は異なります。
油性・顔料系のインクは紙に染み込みやすく裏写りしやすい傾向がある一方、水性・染料系のインクは比較的紙の表面に留まりやすい傾向があります。
ただしペン先の太さや紙質によっても変わるため、一概には言えません。
Q3. 裏写りを完全に防ぐ方法はありますか?
インクの種類・ペン先・紙質のすべてを工夫しても、裏写りを完全にゼロにすることは難しい場合があります。
水性・染料系の細字マーカーと厚みのある紙を組み合わせることで、裏写りをかなり軽減できます。
Q4. マーカーの裏写りを店頭で確かめることはできますか?
月島駅から徒歩3分のナナ文具では、お手持ちのノートや参考書をお持ちいただければ、実際の紙に試し書きして裏写りの出方を確かめていただけます(試し書きは店頭のみで、オンラインでは行えません)。
お電話(03-3533-2001)でも取り扱い状況をご確認いただけます。
Q5. 安いマーカーでも裏写りしないものはありますか?
価格帯にかかわらず、水性・染料系のインクを採用したタイプであれば裏写りを抑えやすい傾向があります。
価格の高さと裏写りのしにくさは必ずしも比例しないため、インクの系統を確認して選ぶことをおすすめします。
ナナ文具でマーカー・蛍光ペンを選ぶ
月島の文具店ナナ文具では、裏写りが気になりにくい水性マーカーをはじめ、毎日使う筆記具を取り揃えています。
書き比べのご相談は店頭で、在庫状況・価格はオンラインショップでご確認ください。
昭和29年(1954年)の創業以来、月島の地で70年以上にわたって営業を続けてきました。
店名: ナナ文具(株式会社ナナ文具)
住所: 〒104-0052 東京都中央区月島4丁目4-3(月島駅から徒歩3分)
電話番号: 03-3533-2001
営業時間: 平日 8:00〜20:00 / 土 9:00〜19:00(日曜定休)
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